幸保六兵衛
屋号の「幸保六兵衛」は、享保15(1730)年、この場所に干鰯問屋を創業した初代の名前に由来します。明治以降は米穀商を営んできましたが、今般みそ工房としてリニューアルオープンする運びとなりました。のれんは変わりますが、先祖代々受け継いできた土地で、地元の皆さまに気軽にご利用して頂けるような店づくりに励む所存です。引き続き愛顧頂きます様よろしくお願い申し上げます。
みそは言わずと知れた、我が国を代表する伝統発酵食品の一つです。ほんの半世紀前くらいまでは家庭で作られていたり、町のみそ屋で量り売りされたりしていたものでしたが、時代の流れとともに工場で大量生産されてスーパーで買うものが主流になりました。令和の現在、日本人のライフスタイル・食生活の多様化がさらに進んだ結果、毎日みそ汁を作る家庭は減少しています。そして、みそを「食生活に欠かせない調味料」から「ないならないで済む調味料」と捉える人は依然増加傾向にあります。
一方で「みそは体に良い」ということは広く知られており、健康志向の高まりもあいまって、みそを「健康的な嗜好品」だと受け止めが広まっています。
それらお客様のニーズに応えられるよう、良質で美味しいみそ作りに日々努力する所存です。
石蔵は関東大震災以前、大正4(1915)年に木骨石造の米蔵てして建築され、外壁には房州石が積み上げられています。
母屋は大正14(1925)年、大震災で倒壊した母屋の跡に建築されました。間口二間半奥行き五間の典型的な商家の造りです。100年間ほとんど手が加えられず、建築当初の姿で残っています。
東浦賀は、戦国時代末期より干鰯問屋で栄えた町です。当家も江戸中期の享保15(1730)年に干鰯問屋株仲間に新規加入したという文書に名前が記されている他、幕末の干鰯問屋の記録等にも主・幸保六兵衛の記載が見られます。また、船箪笥や羅針盤、仏具、掛物など廻船に関係する備品等が残されています。
明治以降は、多くの干鰯問屋や廻船問屋と同じように米穀商を営んできました。日露戦争出征時の出征旗・軍杯、第二次世界大戦への出征旗、軍刀、千人針等、近代の遺品も多数残されていました。
所在地 | 〒239-0821 神奈川県横須賀市東浦賀2丁目2ー23 |
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駐車場 | 店舗裏側に2台分あり(無料) |
アクセス | 【京急浦賀駅より】1,100m ◯徒歩13分 ◯京急バス 「観音崎」「かもめ団地」行きにて2停目「新町」下車徒歩3分 【お車の場合】 ◯横浜横須賀道路 浦賀下車後10分 |
電話番号 | 046-813-1508 |
営 業 | 水・木・金 10:00~16:00 |
手作りみそ教室 | 1日1組の予約 1組は3人まで参加できます。 |
営業 水・木・金 10:00~16:00